2017.7.30
JR大井町の中央口を出て、立会道路を大森駅方面へ向かう。
この緑道は立会川に蓋をして整備された暗渠で、5〜10分歩くと関ヶ原公園という小さな公園がある。東芝病院の向かい辺り。
遺構はなく説明看板が掲げてあるだけ。
これによると島津家の抱屋敷があった所で、島津斉興が隠居後の住まいにしていたらしい。抱屋敷といっても、感覚より広大な敷地だったことがわかる。現在は東海道本線、京浜東北線が貫通。門があった場所にも行ってみたけど、民家が建ち並び当時を感じることはできなかった。
しかし、途中にあった作守稲荷という小さな神社は、抱屋敷内に鎮座していたという。
関ヶ原公園にあった地図を確認すると、この地は敷地内から外れているのが分かる。のちに現在の位置に遷座された。
隣駅の品川高輪口へ移動。目の前に見えるShinagawa Goosから裏側のグランドプリンスホテル高輪にかけて薩摩藩島津家の下屋敷と抱屋敷がかつてあった。
敷地内の中央辺りに高輪森の公園がある。公園といっても遊具もなく、ベンチやトイレ、遊歩道があるだけ。かなりの急斜面な土地で管理する港区もどう利用していいものか分からない様子。
遺構っぽいのはあったけど、後の朝香宮邸または東久邇宮邸時代のものと考えられ、保存されている感じもないから歴史的価値は低いのだろうか。
遊歩道を上がると、頂付近はフェンスで区切られていて、その先のグランドプリンスホテル高輪までの間、現在は日本庭園として整備されている。
山門と鐘楼。
観音堂。
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